Relax/Frankie Goes To Hollywood(フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッド）

1980年、ニュー・ウェイヴ・バンドとして結成されたイギリスのバンド。

 数々のセンセーションを巻き起こし、その話題性を糧に大きくなったとも言えるバンドで、大衆の人気とは裏腹に玄人筋の評価は分かれた。

 

いくつかの騒動の発端とも言えるのが、ここで取り上げるデビュー曲「Relax」を巡ってのもの。

歌詞が性的で扇情的、またジャケットが下品極まりないという難癖がついたのだ。

BBCは同曲の放送禁止を決定し、これに続いて、SMをモチーフにした同曲のビデオ・クリップもBBC、MTVで放映禁止となった。

しかし、この一件が、フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッドと「Relax」の知名度を決定づけるという皮肉な結果を生み、同曲はイギリスのヒットチャートの首位にまで上り詰める。

 

こうして一躍時代の寵児となったフランキーだが、その後の快進撃も長続きはせず、サード・シングルあたりを境に人気は下降線をたどり始め、1987年には活動休止に。その後表舞台に出ることはなかった。

 

「Relax」は彼らの代表曲であるだけでなく、同時に1980年代を代表する楽曲として80年代系のコンピレーションアルバムに収録されることも多い。最近80’ｓのサウンドをここかしこで耳にするわが国においても、CMやTV番組のOPで使用されるほど人気の曲です。皆さんも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。

同曲を含む大ヒットの3曲を収録したファースト・アルバム「Welcome to the Pleasuredome」は必聴。他のアルバム収録曲もフランキー・ワールド全開で秀逸です。

ウェルカム・トゥ・ザ・プレジャードーム(デラックス・エディション)(紙ジャケット仕様)

• アーティスト: フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド
• 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
• 発売日: 2009/06/24
• メディア: CD

ダンスマニア・80’s II

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
• 発売日: 2001/11/21
• メディア: CD

 

80’s 12インチ・コレクション

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
• 発売日: 2003/02/19
• メディア: CD

 

タグ：フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド　洋楽　80年代

Nothing's Gonna Stop Me Now(邦題・ストップ・ミー・ナウ）/サマンサ・フォックス

当時を知る人で、サマンサの名前を知らない人も少なからずいるかもしれない。

実質的な芸能活動の振り出しは英タブロイド紙「The Sun」のページ・スリー・ガール(三面のヌードグラビアモデル）で、そこから歌手に転身したという異色の経歴の持ち主である。

当時はあのマドンナの世界的成功を背景に、実に多くの若手女性歌手が生まれては消えるといった状況でしたが、サマンサはそのなかでも成功を収めたシンガーと言っていい。

デビューシングル「タッチ・ミー」は全英で3位、全米で4位という大ヒットを記録、同名タイトルのデビュー・アルバムも全英アルバム・チャートで4位に輝き、ゴールドディスクを獲得した。

その後もヒット作に恵まれたサマンサは、そのセクシーな容姿（こちらで彼女の名を記憶してる男性も多いかも）と相まって、80年代後半のダンス・ミュージック・シーンにその名を刻んだ。

 

この「ストップ・ミー・ナウ」は彼女のセカンドアルバム「Samantha Fox」からのヒット。

夏の香り漂うポップなサマー・チューンで、80年代後半の洋楽の代名詞とも言えるいわゆるユーロ・ビートである。

世間的にはデビューシングルの方が知名度が高いですが、個人的にはサマンサといえばこの「ストップ・ミー・ナウ」。

印象に残るあのサビは一度聴いたら忘れないでしょう。

最高位は全英8位。

 

Touch Me

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Wounded Bird
• 発売日: 2009/10/11
• メディア: CD

Samantha Fox

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Jive
• 発売日: 1990/10/25
• メディア: CD

サマンサ・フォックス・グレイテスト・ヒッツ

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: BMG JAPAN
• 発売日: 2005/02/23
• メディア: CD

タグ：サマンサ・フォックス

Girls Just Wanna Have Fun(邦題・ハイスクールはダンステリア）/シンディー・ローパー

1983年リリースのファーストシングル。

翌年全米２位に輝く。

軽快なリズムにシンディの高音が冴えわたる80’sを代表するポップスの名曲。

イントロのキーボードが聴き手を一気に「ダンステリア」にトリップさせ、シンディの「七色の声」に引っ張られるようにして、気付けば曲が終わっている。そんな感じ。

 歌手シンディー・ローパーの原点でもあり、彼女を知る入門書的な一曲。

 

ソロデビューするまでバンドのメンバーとして活動していた時期もあったが、成功とは無縁で、長い間不遇をかこっていた。

そんなシンディの運命を変えたのがこの「Girls Just Wanna Have Fun」である。

この曲で脚光を浴びたシンディは、数々の賞に輝き、一躍時の人となった。

ちなみに、同時期に頭角を現したマドンナとは、奇抜なファッション、個性豊かな言動、若者文化への強い影響力など、共通する要素が多く、対比して論じられることも少なくなかった。

僕は二人とも好きでしたけど。

 

シーズ・ソー・アンユージュアル

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
• 発売日: 2001/02/21
• メディア: CD

シーズ・ソー・アンユージュアル(紙ジャケット仕様)

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
• 発売日: 2008/06/18
• メディア: CD

 

グレイテスト・ヒッツ

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Sony Music Direct
• 発売日: 2004/03/24
• メディア: CD

 

Twelve Deadly Cyns...And Then Some [DVD] [Import]

• 出版社/メーカー: 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
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